いじめサバイバー咲羅紅さん(占い師)の体験

大人になったから、「あのときは辛かったなぁ」と振り返ることはできるけれど。
いじめられていた頃の自分は、そのときを生き抜く……じゃなくて、「私」という自分自身になりきることに一生懸命だったんだと思います。

私は小学3年生のときにいじめにあいました。
罵声をあびられ、授業の作品を壊され、頭に給食のマーガリンをかけられました。ほかにもいろいろあったかな。
いじめられてつらい、苦しいというよりも、周りにどれだけうったえてもわかってくれない苦しさが一番こたえました。

親にも大声で泣きながら悩みを打ち明けても、「そんなに大声で泣いたら近所迷惑になるからやめなさい」と言われ、ただ声を殺して泣くことしかできませんでした。
国語の時間に『「いじめについて」の作文をみんなで書きましょう』と先生に言われ、自分の思いをめいいっぱい書いても、先生がそれについて話を聞きだしたり相談にのってくれることはありませんでした。
クラスの友達はいじめられている自分を助けてくれることはありましたが、そこまで仲良くないから話を聞いてくれることもなく、どの時間も一人で過ごしていました。

私が私でいられたのは…今でもこれは習慣なのですが…自分の姿を鏡でみること。自分が自分を好きでいること。鏡の前で、いろんな顔をするんです。そしてそんな自分を「いけてる!」と褒めていました。
自分が自分でいられる場所が鏡だったのだと思います。あとは、身体が弱かったから、保健室。担任の先生よりも保健室の先生と仲がよくて、保健室にあった保健関連の本やマンガを読ませてもらっていました。いじめにあっていると、体調が崩れます。ちょっとでも「やばい」と思ったらすぐに駆け込みました。
いじめにあったら、担任の先生よりも保健室の先生を頼るのもいいと思います。
私は親も担任の先生もクラスの子も頼れなかったから、保健室の先生を頼りました。

頼るもの、自分が自分であると確信できるものがわかっていれば、どんな場所に逃げ込んだっていじめられっこは救われます。

私のいじめは、小学校4年の半ばで自然に終わっていきました。それまでは、自分を保つことに一生懸命でした。このいじめは、私の粘り勝ちだと思っています。

 

いじめられているみなさん、自分が「楽しい!」と思えるものや、自分自身でいられる何か、これは欠かせないと思うものをどうぞ大事にしてください。夢や希望がなくても、自分が信じられる何かを持っている限り、あなたはいじめに負けません。いじめはあなた自身を否定しようとしますが、あなたを否定する権利は誰にもありません。もちろん、いじめにもです。
不登校や家庭学習、フリースクールも一つの選択肢です。学校に意味がなければ、こちらからさよならしてもいいですよ。生きていれば夢も見つかるし、自分を大事に思ってくれる人も現れます。大事なのは、学校に行き友達の様子を伺うことじゃないし、先生の言い分に従って勉強することじゃない。自分の身を守ることです。
勉強は教室に行かなくたってできます。自分で勉強したいものを自分で勉強すればいいのです。その後に夢や希望がついてきますから。
生きていれば自分の気持ちを動かす何かに必ず出会いますから。

 

いじめサバイバー咲羅紅さん(占い師)から親御さんへ


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